ARTICLE 03|進捗会議を「確認会」から「意思決定の場」へ(研究課題2)
- アルネッツ DX事業推進室
- 8 時間前
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Mendixで開発の遅延原因とボトルネックを可視化
本記事は、株式会社電通総研による「ローコードプラットフォームを活用したPLM利用価値最大化の手法とは?」をもとに構成した記事です。 |
製品開発の進捗会議では、担当者が各システムやExcelから情報を集め、資料を作成することがあります。
会議では進捗率や完了予定日を確認しますが、遅延が見つかった場合に、次のような形で終わってしまうこともあります。
「原因は持ち帰って調査します」 「詳細は次回までに確認します」 |
これでは、会議で状況を確認できても、対策を決めるまでに時間がかかります。
研究課題2では、PLMに登録された進捗情報をMendix上に集約し、遅延やリスクを把握しやすくする仕組みを紹介します。
進捗率だけでは原因が分からない
進捗状況を「80%」「90%」といった数値だけで管理しても、なぜ遅れているのかは分かりません。
担当者の作業が遅れているのか、前工程の完了待ちなのか、承認待ちなのか、必要な情報が不足しているのかによって、取るべき対策は変わります。
ところが、情報がPLM、Excel、メールなどに分散していると、会議中に原因を特定できません。
・進捗率しか見えない
・原因がすぐに分からない
・ボトルネックが見えない
・優先順位を付けられない
といった課題が生じます。
Mendixで機種ごとの進捗状況を一覧化
デモでは、機種ごとの開発状況を一覧画面に表示します。
部署、機種名、担当者、開発ステータス、期日、遅延日数、進捗率などを同じ画面で確認できます。
遅延している案件や注意が必要な案件は、一覧上で識別しやすい形で表示されます。
担当者やステータス、期日などを条件に絞り込むことで、確認すべき案件をすぐに探せます。
デモ画面では、ある案件について進捗率が80%、遅延日数が8日、注意を示すステータスが表示されており、ほかの正常な案件と比較しながら状況を把握できる構成です。
一覧から原因へドリルダウン
重要なのは、遅れている案件を見つけることだけではありません。
対象案件を選択し、関連する工程、担当者、成果物、承認状況などの詳細へ移動できるようにすることで、遅延の原因を掘り下げられます。
PLMに登録された製品情報や進捗情報とリアルタイムに連携すれば、会議資料を別途作成しなくても、最新情報を基に確認できます。
さらに、一定の条件を超えた案件をリスクとして自動判定することで、優先的に確認すべき対象を明確にできます。
・ダッシュボード化
・原因や停滞の自動可視化
・ドリルダウン分析
・リスク自動判定
などが解決策となります。
動画で見る研究課題2
機種ごとの進捗率、期日、遅延日数を一覧表示し、注意が必要な案件を特定する流れを紹介します。
会議中に原因と対策を確認できる
必要な情報が一つのアプリに集まっていれば、会議中に対象案件の詳細を確認できます。
「なぜ遅れているのか」 「どの工程が止まっているのか」 「誰が対応する必要があるのか」 |
これらをその場で確認し、担当者や対応期限を決められるようになります。
これにより、進捗会議を単なる報告や確認の場ではなく、意思決定とアクション設定の場へ変えられます。
会議後に追加調査を行い、次回の会議で再び確認するというサイクルを減らせるため、問題への対応速度も高まります。
AIは「判断を置き換える」のではなく「判断材料を整える」
進捗管理にAIを組み合わせる場合も、最終的な判断をすべてAIへ任せる必要はありません。
過去の遅延傾向や現在の進捗情報から、リスクが高い案件を抽出したり、確認すべきポイントを提示したりすることで、担当者の判断を支援できます。
また、MendixのAI支援機能を開発時に利用すれば、画面や処理の作成、ロジックの検討、アプリの改善を効率化することも考えられます。
ローコードとAIを組み合わせることで、業務の変化に合わせて分析項目や判定条件を継続的に見直しやすくなります。
「見える化」の先にある意思決定支援
進捗をグラフや一覧で表示するだけでは、業務改善にはつながりません。
必要なのは、問題を発見し、原因を確認し、対策を決定するところまでを一つの流れとして支援することです。
PLMにある情報をMendixで現場が使いやすい形に整えることで、データを「見る」だけでなく、データを使って業務を動かせるようになります。
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