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ARTICLE 02|ExcelとPLMの二重管理を解消(研究課題1)

Mendixで成果物管理を「改善し続けられる業務」へ

本記事は、株式会社電通総研による「ローコードプラットフォームを活用したPLM利用価値最大化の手法とは?」をもとに構成した記事です。


製品開発では、仕様書、設計書、図面、試験結果など、多くの成果物が作成されます。

これらの成果物をExcelの一覧表で管理している企業も多いのではないでしょうか。


Excelは手軽で柔軟な一方、複数人で更新を続けていると、次のような問題が起こりやすくなります。

「どのファイルが最新版なのか分からない」

「誰が承認したのか確認できない」

「ExcelとPLMの内容が一致していない」

研究課題1では、このようなExcelによる成果物管理を、Mendixで構築したWebアプリへ置き換える例を紹介します。


Excel成果物管理で起こる問題

成果物管理表をExcelで作成すると、業務の変化に合わせて簡単に項目を追加できます。

しかし、利用者が増えるにつれて、同じファイルをコピーして更新するケースも増えていきます。

成果物一覧_v1.xlsx

成果物一覧_v2.xlsx

成果物一覧_レビュー反映.xlsx

成果物一覧_最終.xlsx

成果物一覧_最終FIX.xlsx

このようなファイルが複数のフォルダやメールに存在すると、どれを確認すべきか判断できません。

また、Excelの一覧とPLMの登録情報が別々に更新されることで、両者の内容がずれる可能性もあります。

承認状況や更新履歴も把握しにくくなり、運用が特定の担当者に依存しやすくなります。


Mendixで成果物情報を一元管理

デモでは、Excelで管理していた成果物の一覧を、MendixのWebアプリ上に表示します。

画面には、対象となる部署や機種、成果物の版数、登録日、更新日、ステータスなどが一覧で表示されます。

条件を指定した検索や新規登録も、同じ画面から行える構成です。


これにより、利用者は複数のExcelファイルを探す必要がなくなります。

Webアプリへアクセスすれば、共通の画面で最新情報を確認できます。


デモ画面では、成果物の版数ごとに登録日、更新日、「承認済み」「仕掛」といったステータスが一覧表示されており、現在の状態を確認しやすい構成になっています。


PLMを正しい情報の基盤として活用

すべての情報をMendix側へ移すのではなく、製品や成果物に関する正式な情報はPLMで管理します。

Mendixは、PLMの情報を取得し、現場が使いやすい形で表示する役割を担います。

必要に応じて、Webアプリから登録・更新した内容をPLMへ連携することも可能です。


この構成にすることで、PLMを正しい情報の基盤として維持しながら、現場では業務に合った画面を利用できます。


・Webアプリによる一元管理

・ダッシュボード化

・PLMとのリアルタイム連携

・共通UIによる標準化

これらがポイントです。


動画で見る研究課題1

Excelで管理していた成果物情報をMendix上に集約し、版数、更新日、承認ステータスを一元的に確認する流れを紹介します。




業務変更にも素早く対応

Excelが使われ続ける理由の一つは、担当者が自分で項目やレイアウトを変更できることです。

従来のシステムでは、画面や管理項目を変更するたびにIT部門へ改修を依頼しなければならず、時間がかかることがあります。


Mendixでは、画面やデータ構造、処理をモデルとして管理します。

そのため、新しい管理項目の追加や画面構成の変更にも対応しやすくなります。


さらに、共通部品や既存ロジックを再利用することで、同様の管理アプリを別の部署や製品へ展開することも可能です。

管理画面からの変更や、ローコードとAIを活用した継続的な改善によって、業務の変化へ素早く追従できます。


「Excelをなくすこと」だけが目的ではない

この取り組みの目的は、単にExcelをWebアプリへ置き換えることではありません。

本当に重要なのは、情報の正しさ、更新状況、承認状態を関係者が共通認識として持てるようにすることです。


WebアプリとPLMを連携することで、

・最新版が分からない

・情報が散在する

・承認状況が見えない

といった課題を解消しやすくなります。


また、業務変更に合わせてアプリを継続的に改善することで、再びExcel運用へ戻ってしまうことも防げます。

PLMの価値は、データが登録されていることだけではなく、その情報が現場の業務で使われ続けることにあります。


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