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【Mendix導入事例】今よりもっと『お客様ファースト』へ! Mendixで実現する思考を変革する商品管理システムの刷新!DINOS CORPORATION様インタビュー

更新日:4月4日

 

インタビューを受けていただいた、株式会社DINOS CORPORATIONの角田様、草野様、嶌田様
インタビューを受けていただいた、株式会社DINOS CORPORATIONの角田様、草野様、嶌田様(右から)

株式会社DINOS CORPORATION 

システム開発部/システム開発ユニット 

ユニットマネージャー 角田 健一 様 

           草野  陽 様 

           嶌田  朔 様 

           ※記事内では敬称略

 


株式会社DINOS CORPORATIONは、カタログ通販やテレビ通販、ECサイトを通じて幅広い商品を提供する企業です。事業の成長とともに、システムや業務運営の効率化が求められ、システム開発部門では新しい技術の導入と業務改善に取り組まれています。


今回のインタビューでは、システム開発部門の角田 健一 様、草野 陽 様、嶌田 朔 様にお話を伺い、Mendixを活用した業務改善の取り組みや、その導入プロセス、そしてアルネッツのサポートへの評価について詳しく伺いました。インタビューを通じて、効率化や基幹システムのモダナイゼーションに向けた取り組み方や、今後の成長戦略と内製化支援の重要性について考えます。




― はじめにDINOS CORPORATIONについて教えて下さい 

 

角田:当社は通信販売業を営んでいます。メインはカタログとテレビ、ECという形で展開しています。 取り扱い商品は多岐に渡っていて、家具や 家庭用雑貨、食品など色々な商品を売っています。 一般的に言う総合通販事業という括りで小売業をやっています。 

  

株式会社DINOS CORPORATION 角田様
角田様

― その中でシステム開発部はどういう業務をされていますか?  

 

角田:我々はシステム開発部のシステム開発ユニット(9人)に属していますが、EC以外の部分のアプリケーションの開発と運用を行っていて、その中でもここにいる二人は、商品系の管理や運用の面を見てもらっています。基幹システム周りですね。 



   


― Mendixを導入する前に抱えていた課題や問題点は何でしょうか? 

 

草野:従来の開発では工期・工数が大きくかかってしまうという問題点・課題がありました。 

また、基幹システムのスリム化やモダナイゼーションは重要な課題となっていました。 

ただ、何か変えようとすると難易度が高くなってしまうということも事実としてありました。


 嶌田:基幹システムが結構古いため、 慣れ親しんでいる人には問題ないものの、新しく入ってきた人にとっては取っつきにくく、慣れるのに時間がかかるという障壁がありました。  

 


― 今のシステムには慣れが必要ということですが、属人化してしまうという課題はいかがでしょうか?  


草野:基幹の開発は、少しニッチな開発言語を使用しているため後継者が育たず、同じ人に長く開発をしてもらうことが多くなっています。そうすると、その人しか知らない情報が増えてくるし、どこを触ればどこに影響が出るのかわからないということも多々あります。 

株式会社DINOS CORPORATION 草野様
草野様

 

― 課題を解決するために様々な手段があると思いますが、ご検討されたツールや方法はどのようなものでしたか? 

  

草野:基幹システムのモダナイゼーションを検討したことがありました。 

直近では2、 3年ほど前にコンサルを入れて計画まで立てましたが、コスト面や諸事情があり一旦ストップになってしまいました。 

それから、開発言語の取っつきにくさを解消するために、オープン言語に近い形の新しい書き方が提供されたので、一部取り入れる試みを行いました。 

  

嶌田:手段で言うとMendixの競合社の製品、日本製のローコードツール、ノーコードツールは、ほとんどPoCまで行いました。 

 


― ローコード・ノーコードを大方触ったというお話ですが、使ってみた印象はいかがでしたか?  

 

草野:ローコードの中でも大きく2種類あると感じました。1つ目が市民開発向けのノーコードに近いローコードツール。2つ目が開発者向けのローコードツール。 

何もわからないまま手当たり次第にPoCを進める中で、当初目的の開発効率の改善に合うのは開発者向けのツールだよね、と意見が固まってきました。そうなると結構絞られて、保守性の部分に難があったり、開発効率が逆に悪くなりそうだったり、これでは導入する意味はないのでは? と感じることも多々ありました。 

値段相応じゃないですけど 安かろう悪かろうみたいなところはあるかなと。 

 

  

ずばり、最終的にMendixを選んだ決め手は何でしょう?  

 

草野:色々なローコードツールの中でも特に保守性や開発効率の部分が優れていると思ったからです。ローカルデバッグができることなど、そういう開発者向けの機能が充実していると感じました。 

  

嶌田:Mendixは、次々に機能のアップデートが入ってくるので、そういう点でも期待を込めて選びました。 

 

角田:スモールスタートが可能な点も大きな決め手となりました。ライセンス形態からして入りやすい価格帯だったっていうこと。他社では、開始にあたって最低ユーザー数が設定されていることもあったので… 

 

なごやかにインタビューに答える株式会社DINOS CORPORATIONのお三方

― Mendix導入をするまでの社内の意思決定のプロセスはどのように進みましたか?  

 

角田:PoCを実施し、実際に使用した上で、機能面・価格面・運用面の三軸で比較検討し、決定しました。 

  


― その中で特に重要視した部分はどんな点ですか?  

 

草野:機能面というよりかは 保守性が優れているなと感じました。  

 

嶌田:今後、開発者を育成するときの学習コストを考えて、という部分もあったと思います。 

  


― では、アルネッツの提案を採用していただいた理由は何でしょうか? 

  

角田:他社さんと比較してPoCでのサポートが、アルネッツさんは的確で良かった。 

それから、メーカーさんが最初から同席してくれて連携してくれていたというのも非常に良かったという印象です。  

  

草野: PoC実施時の有償サポートを依頼したのですが、QA時にうまくやり取りができないことがありました。 

一方で、アルネッツさんは無償で対応していただきましたし、業務の合間で対応していただいたと思いますが、返答が早くて助かりました。 

提案に盛り込まれていたサポート計画も選んだ理由の一つでした。 

開発を実現する為に必要なメニューが組み込まれていて、しっかりとサポートしてくれそうだなと思いました。 

 


― 今は具体的にどのようなアプリケーションの開発を目指していますか?  

 

草野:商品管理システムです。12月の完成を目指していますが、現場に説明するためのモックを作成しています。我々は、システム開発部門なので現場経験がありません。打ち合わせを重ねて、情報収集には努めていますが、まずは自分たちなりに想像を膨らませて機能実装を進めています。 

 

― それだとシステム開発部門と現場部門で、認識のズレは起きませんか? 

 

草野:以前はそこを考慮して進めることもありましたが、殆どの場合話が進まず、頓挫してきました。取り扱っている商材が多いこともあり、全員の意見を聞いているとスピード感が出せない。 なので、こっちで作ってから見せるという方が良いのではないかなと考えています。  

 


― 今回開発しているアプリケーションについて、 他部門からの期待感はいかがですか? 

 

株式会社DINOS CORPORATION 嶌田様
嶌田様

嶌田:年に1回、各部署での取り組みを報告し合って投票するという社内でのイベントがあるんですが、報告メンバー間の投票で第1位をいただけました。このため、現場からの期待値は高いのかなと感じています。 

 


― やはり現在の商品管理のシステムは、 皆さん改善したいなと、昔からの念願だったのでしょうか?  


草野:そうですね。 商品管理システムの構築は何度も頓挫してきた案件です。時代によって望まれる内容は違いますが、ECが伸びてきた今は、商品に対する考え方を変えなきゃいけない、というところの期待が大きいかもしれないです。 

「この商品をお客様にお届けしたいから商品を採用する。」 という思考を育てるためのシステム。として、期待が大きいと思います。  

 

 

― 現在、開発段階だと思いますが、今後Mendixによって業務や開発プロセスがどのように 変化していくと期待をしていますか? 

  

草野:開発効率の改善です。柔軟に要件・要望の対応ができるようになればと期待しています。 

また、基幹システムのスリム化にも期待を感じています。Mendixで開発をするということは、結局新しいテーブル、データが作成される。つまり、既存のテーブルを 正規化し、定義し直すことができるというのが、すごくいいと感じています。 

今後、基幹システムにおけるモダイゼーションの足掛かりになるのでは、と期待しています。 


嶌田:ユーザー側に関して使いやすいUIができたらいいなと考えています。 



 商品管理システムの完成後のMendix活用について、はどのようにお考えでしょうか?


角田:現時点で決まっていることはないのですが、現在開発中の商品管理システムの規模が大きいのでまずはこのシステムに注力し、派生的に他システムにも展開していければと思っております。


 

― 話は変わりますが、アルネッツの内製化支援サービスについての満足感はいかがでしょうか?  

 

草野: (サービス開始から2か月)開始当初と比べ、FAQを重ねる毎に質問の意図と回答の内容が合致してきたなと感じます。スピード感も含めて満足しています。 

実施してもらったブートキャンプもとても良かったです。Mendixの考え方が理解できました。 

 

嶌田:私も、その前までほとんどMendixに触っていませんでしたが、それでも理解できたので、初心者にとっても良いし、既に触っている人にとってもためになると感じました。 

それから、アルネッツの臨機応変な対応も良い点だと思います。最初の月はリモートサポート、ブートキャンプ実施、その後はFAQとこちらの必要に応じたサービスで、寄り添ってもらっています。 

 

  

― では、もし今後Mendixを使って内製化していこうというお客さんがいたとして内製化支援サービスはお勧めされますか? 

 

草野:ブートキャンプは絶対にやったほうがいいです! FAQもあったほうが絶対いい。 

  

 

― Mendixに対して 今後改善してほしい点、期待する機能はありますでしょうか? 

 

草野:期待する点は…日本のコミュニティが盛り上がって、日本語の情報がもっと出てきてくれると嬉しいです。 

改善してほしい点は共通化・標準化を推進してほしいです。なにか課題を解決したい時にコミュニティを見ると、マーケットプレイスのモジュールを使えば解決する、という回答が結構多いんですけど、保守面を考えると標準機能で実装してもらえたらもっと良いなと思います。 

 

アルネッツやMendixへの期待を語るお三方


― 最後になりますが アルネッツへの期待や改善してほしい点があれば教えて下さい。 

 

草野:技術支援については満足しているので今後ともよろしくお願いします。 

弊社は標準化に拘っている部分があるので、標準化に向けたさらなる支援を期待したいです。 

  

嶌田:被ってしまいますが、開発におけるルールだったりMendixの日本向けになっていない部分のフォローはアルネッツさんならではだと思うので、そのあたりを、サービスだったり、トレーニングで埋めてもらえると助かります。  

 

角田:営業面では、「交渉力!」に期待しています。 

 Mendix(SIEMENSさん) に対して顧客の要望を通してくれるとかなり嬉しいです。世界的に使われているツールだから難しいかもしれませんが、アルネッツさんが言うとすぐ実装されるみたいな状況だったらいいですね 。 

 

― 本日はお時間いただき、ありがとうございました。 


 

今回アルネッツからご提供したサービス 

Mendixライセンス 

内製化支援サービス 

・技術者によるQA対応(リモート形式・チャット形式を月ごとに選択) 

・Mendixブートキャンプ(Intermediate相当) 

 

サービスに関するお問い合わせはこちらまで。

 

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